不動産を高く売るコツ

一戸建て・マンションを高く売るには

ちょとした工夫であなたの住まいは高く売れます。不動産を査定するのも購入するのも「人間」です。購入者の立場で「どうすれば喜ぶか」「どんな物件を望んでいるか」考えてみてください。

お部屋の第一印象を改善する

不動産見学の「第一印象」を改善することは非常に大切です。

だからといって、ほとんどのケースでは大がかりなリフォームをする必要はありません。一般の方がリフォーム業者に依頼してリフォーム費用よりも高く売れることはほとんどありませんし、リフォームの好みも人それぞれです。

むしろ以下で紹介するような、お金をあまりかけずに、お部屋の印象をアップさせる方法をおすすめします。

高く売るには

まず、不動産を高く売るために、最も簡単で効果的な方法は「照明」です。モデルルームに行ったことがある方はお分かりになると思いますが、昼間であっても、すべての部屋はもちろん、玄関、廊下、バスルーム、トイレまで、すべての照明をつけて明るく演出しています。あなたの物件をご案内する際も同様に家中のすべての照明をつけて明るくすることで、物件の印象が大きく変わります。蛍光灯がチカチカしていたり、暗くなっている場合は、事前に交換しておいた方がよいでしょう。モデルルームなどのようにワット数の高く明るい電球を使うだけで、お部屋の印象がワンランクアップします。バスルームとトイレだけでも、明るい電球に変えてみてください。

もうひとつ重要なことはお部屋の「匂い」です。お部屋には家族が気が付かない匂いがあるものです。特にペットや喫煙者がいる家の匂いは、他人にとって非常に気になるものです。せっかく気に入った物件であっても、匂いで印象が悪くなり、購入に至らなかったケースが実際にあります。エアコンの清掃やカーテンの洗濯など、ご自身でできる対策だけでも、ずいぶん印象が変わります。気候のよい季節であれば、窓やサッシを開放して空気を入れ替えることも大切です。

その他、以下のようなことに気を付けてください。

  • 第一印象が決まるエントランス、玄関は特にキレイに。
  • マンションであれば、ポーチなどの共用部分も片付ける。
  • 靴は出したままにしないですべて収納する。
  • 見学者用の新しいスリッパを準備する。
  • カーテンやブラインドは開けて明るく開放的な空間を演出する。
  • 水回り(キッチン、バスルーム、トイレ)は明るく清潔的に。
  • トイレやバスルームは窓を開けたり、換気扇を回して、匂いと湿気を除去する。
  • 家具や物をできるだけ置かないでスッキリ広く見せる。
  • 売却が決まっている場合、不要なものは早めに処分する。
  • 花や緑をディスプレイする。
  • 穴が空いたふすま、破れた障子、汚れのひどい壁紙などは事前に直しておく。
  • 一戸建ての場合は、お庭の手入れ、外壁の汚れ落としも重要。
  • バルコニー・ベランダも忘れずに清掃する。

いかがでしょうか。ちょっとした気遣いやマナーで、購入希望者に気持ちが伝わり、売却が成功することもめずらしくありません。おもてなしの心で見学者を迎えてみてください。

ご近所にお住まいの方の情報は喜ばれます

住宅をお求めになる方は、近隣にどんな人が住んでいるのか非常に気になります。ご近所に住んでいる方がお医者さんや弁護士さんなどであれば、アピールポイントになることがあります。また、マンションの売却の場合は、隣の部屋の方や、階上、階下の方の家族構成を知っていると、とても喜ばれます。

見学時間を重ねて人気物件を演出する

人気地域の戸建や人気マンションの中古物件では購入希望者の競争心理が働きます。特に周辺およびマンション内に同条件の売出物件がない場合は予想以上の価格で売れることがあります。

このような物件の希少価値をさらに高めるために、内覧希望者の見学スケジュールを調整してもらい一度にたくさんの見学者を集中させると非常に効果的です。実際に自分たち以外に見学・商談中のお客様がたくさんいると「早くしないと他の人に買われてしまう」「この物件を逃すと他にない」という心理的理由から、商談が好条件でまとまりやすくなります。

人気がない物件であっても、複数の内覧希望者があれば、できるだけ見学時間が重なるように設定すると、「人気物件」を演出できます。

同じ理由により、オープンハウスを行うことも非常に効果的です。オープンハウスの場合は、いつでも見れる状態ではなく、この日のこの時間だけしか見れないという「限定」した状況の方が高い確率で売却につながります。

「さくら」を使って人気物件を装うなど「だます」行為は、購入希望者にも感情が伝わり、売れないばかりか最終的にトラブルになることもありますのでご注意ください。

土地を高く売るには

小さい土地は大きく見せる

小さい土地はなるべく大きく見えるようにしてください。土地の上に何も物を置かない方がより広く見えます。土地の売り出し中をお知らせする看板を設置する場合は、通常よりも小さい看板にしてください。大きな看板を設置すると小さな土地がより小さく見えてしまいます。

事前に測量しておく

土地を売りに出す前に測量を行うことをおすすめします。事前にきちんと測量されている土地は印象がよくなります。古い土地では登記上の面積と、実際の面積が違うことも珍しくありません。売却後のトラブルにならないためにも、売り出す前に測量しておきましょう。

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