先日、お客様から「不動産会社によって、査定額が違うのは、どうしてなのか?」という質問をいただき、ビックリしました。今まで、査定額が違うのを当たり前だと思っていましたが、考えてみると確かに変ですね。と、いうことで今回は、不動産業の査定事情をお話しさせていただきます。
いま、不動産業界では、査定ソフトを使うのがあたりまえになっています。ソフトの種類で多少の性能差はありますが、計算の仕組み自体は同じです。そして計算の元になる実績データもほぼ同じです。だとしたら、同じ物件であれば、同じ査定額になるはずですが、そうはなっていません。なぜでしょう。
それは、最終的な査定額を人が決めているからです。そこで、問題になるのは、多少の差はともかく、突出して高い査定額が出たときです。おそらく、少しでも多くの物件を獲得したいという担当者の思いからでしょうが、どうでしょう。迷いますよね。そんなときにおすすめなのが、なぜ、査定額が高いのかを訊いてみることです。キチンとした説明がなければ、要注意です。なぜなら、不動産価値は、市場原理で決まり、私たち専門家は、その理由を正しくお客様に説明することが仕事であり、責務でもあるからです。
当社は不動産の売買、相続についてのご相談を受け付けております。
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